退屈な週末
これって恋!?
勇気を出して
彼女がウチに来る!?
どうしよう?
いつもの道が違って見える
ケーキのように甘く?
はじめてのキス
溶けそうな感覚
裸になって
洗いっこ
ヘンな気分
バスルームを出てから(一)
バスルームを出てから(二)
由佳からのお返し
ふたりの熱い夜,裸になって
「ねぇ、一緒にお風呂入ろっか?」
「えっ、う……うん。でも……恥ずかしい」
由佳の頬はほんのり桃色に染まっていて、すごく照れているみたいだ。
「大丈夫だよ。女同士だし。温泉とか行けば一緒に入るのが当たり前でしょ?」
「そっか、そうだよね」
「じゃ、こっちにきて」
「……うん」
バスルームの前で目と目が合い、一瞬、見つめ合った。
「じゃ、脱ごうか」
「え……そんなに見ないでよ。やっぱり恥ずかしくなっちゃう」
「そしたら私が先に入ってるから、後から入ってきて。ねっ」
「うん。分かった」
先にシャワーを浴びていると、コンコンと小さくノックして由佳が入ってきた。初めて見る、何もまとっていない由佳の体。控えめに膨らんだ胸と華奢な腰のラインは、まだまだ成長しきっていないような感じがする。でも、色は白くて、全体のバランスがよくて、私は素直に感動した。
「由佳、すっごくキレイ!」
「やだぁ、そんなに見ないでよ」
シャワーを出しっ放しにしたまま、唇を重ね合う。そして、由佳の唇の間に舌を差し入れていく。由佳も懸命に私の舌に応《こた》えてくれている。舌を動かしていると、彼女は感じてきたのか、
「んっん……」
と、甘い声を出した。
洗いっこ
長い長いキスの後、放心状態の彼女に、
「洗ってあげるね」
私はそう言って、ボディソープを手のひらで泡立てて、由佳の体を洗っていく。首筋……肩……腕……手の指先……そして鎖骨のあたりから胸へ……。小ぶりな乳房を、円を描くようにやさしく撫でると、ボディソープのぬるぬるした感触ごしにやわらかさが伝わってくる。
「あっ……」
薄いベージュ色の乳首は、もう固くなっている。人差し指と親指で軽く摘《つま》むと、由佳の体全体がビクッと敏感に反応した。
「いやぁん、感じちゃうよぉ」
「由佳……、思い切り感じてもいいよ」
「えぇっ、そんな……」
彼女は戸惑ったみたいだったけれど、おとなしくされるままになっていた。私の指は胸からだんだん下の方に移動して、お腹、お臍《へそ》の周り、そしてアンダーヘアに達した。由佳のヘアはそれほど濃くはなく、同じ方向にきれいに生え揃っている。
私はもう一度、ボディソープのポンプを押して、よく泡立てると、彼女の茂みへと手を伸ばした。そして、そっと撫でる。ゆっくりとかき回すように。
「ねぇ、そんなところダメ……。いやぁ」
「でも、きれいにしなきゃ」
アンダーヘアを人差し指と薬指でかき分けるようにして、彼女の蕾《つぼみ》を中指の腹でそっとなぞる。
「あぁっ……」
声をあげる由佳の口を唇でふさぐ。彼女のアソコはもうヌルヌルになっていた。くちゅっ、くちゅっ……。私の指がいやらしい音をたてると、彼女は頬を紅潮させた。
ヘンな気分
「やだぁ、やめて……。ヘンな気分になっちゃう」
「じゃ、もうやめとこうか?」
「ううん、いじわる……。ホントは、もっとしてほしいかも」
首を横に振って困ったように、甘えた声で由佳が言う。こんな彼女の表情を見るのは、初めてだ。
「和美も洗ってあげるよ」
「ホント? じゃ、背中を洗ってもらおうかな?」
今度は由佳がボディソープに手を伸ばす。同じように泡立てて、私の上半身を洗い始めた。彼女の細い指が肩に触れ、背中を撫で……、どこかぎこちない手つきだけど、彼女の指から気持ちが伝わってくる。いったん腰へ下りた手は、背中から胸へと伸びてきた。後ろから彼女に抱きしめられているような感じ。
「触っていい?」
由佳に訊《き》かれて、恥ずかしさがこみ上げてきた。
「そんなこと、訊かないでよ。いいに決まってるじゃん」